第31回環境学習会開催!!
3月11日(土)お天気にも恵まれ第31回環境学習会開催
今回は三重県水産研究所より主幹研究員・博士(学術)水野知巳さんにお越しいただき
実験を交えての楽しいご講義をいただきました
三重県水産研究所は?水産業の研究・指導を目的として設置された三重県立の研究所
世界で初めてイセエビの人工種苗生産に成功したんだよスゴイ
開催前からたくさんの方々 今日はどんなお話しかなぁ~
楽しみ
アサリが減っている
私たちの慣れ親しんだ伊勢湾
そんな身近な里海からアサリが消えようとしています
なぜ
海が汚れると...
海の汚れをエサにして赤潮プランクトンが発生
赤潮が死んで海底に溜まると、汚れを分解する時に大量の酸素を使うため、
深場の酸素が少なくなる
そんな場所ではアサリが生きていくことはできない
70年代のアサリの収穫はおよそ7,000トン
現在はおよそ100トン
伊勢湾の浅場は、昔と比べて大きく減った
アサリを増やすには、酸素がたっぷり届く浅場を再生する必要があるんだ
【実験】
右の写真の緑色の水は赤潮と同じ成分
その中にアサリを入れる。
写真では解りにくいが、時間がたつと緑色から透明になります。
アサリが、赤潮プランクトンを食べることで水をきれいにします。
だから、アサリは伊勢湾に絶対必要な生き物なんだ
実験のあとはみんな楽しく童心に戻って
ストラップ作り
実験、工作を交えての学習会
楽しいひと時が送れました
私たちの知らない間に、身近な生物が減っていく...
アサリの棲みかを増やすことも大切であるが、
なによりも私たちひとりひとりが、海に汚れを流さないことも重要
工業排水よりも生活排水から来る汚れの方が深刻なのだから...
私たちの力ではどうにもならないかもとあきらめるよりも、
しっかりと環境問題と向き合って取り組んでいく事が大切ですね
今日から...いや、今から取り組んで行きましょう
きっと、出来るはず
水野さん、参加していただいたみなさんありがとうございました。
次回の環境学習会は6月3日(土)の予定です。
お楽しみに